理不尽な要求を打破!催眠心理術「ダブルバインド」の5つの攻略法
こんにちは。Tackです。
家庭や職場で「結局どうしてほしいの?」という理不尽な要求をされたことはありますか?
例えば職場だとこのような場面です↓
【事例A】上司と部下
上司「なぜこんなミスをしたんだ?(怒」
部下「実は○○で・・・」
上司「そんな言い訳は通用しない!(怒」
部下「・・・」
部下からすると、「なぜ?」と理由を聞かれたから答えたのに、怒られる。
かといって、黙っていたらそれはそれで怒られる・・・完全に詰んでいますね。
もう1つ事例を考えてみます
【事例B】親と子
親「親に嘘をつくな!(怒」
子「本当は○○で・・・」
親「なんだと!?許さん!(怒り」
子「・・・」
こういう場面。子は、本当の事を言っても怒られるし、言わなかったとしても怒られる。いずれにしても怒られるので、どうしたらいいのかが分かりません。思考停止に追い込まれ、極力親を避けたり、常に顔色を伺います。ダブルバインドという名の理不尽な攻撃が発動しないようにビクビクしながら生活する羽目に...(僕自身がそうでした)
ダブルバインドとは、逃げ場が無い状況下で、AとBのいずれの選択をしても詰むという状況に追い込むことです。これは催眠心理学のメソッドで、バインドされた方は矛盾の中で出口が見えず、パニック状態に陥ってしまいます。部下の育成や子育てに悪影響を及ぼす危険な手法とされています。
(ダブルバインドに関する詳しい説明はググれば出て来るので割愛しますね。)
今時、こんなザ・理不尽!みたいなことを頭ごなしに突き付けて来る人は多くないような気がしますが、備えあれば患いなし。今回はこのような理不尽な状況に陥ってしまった際の攻略法を考えていきます。
- ダブルバインド攻略法1:時間を稼ぐ
- ダブルバインド攻略法2:正直な今の気持ちをぶつける
- ダブルバインド攻略法3:隠された真意に答える
- ダブルバインド攻略法4:質問で返す
- ダブルバインド攻略法5:爆笑する
ダブルバインド攻略法1:時間を稼ぐ
■事例A「いちど頭を冷やして、出直してもよいでしょうか」
■事例B「どうして嘘をついてしまっていたのか、自分の中で整理する時間をください」
ダブルバインドは逃げ場がないという前提があります。その中でもせめて時間を稼いで、頭を冷やしていただくことを目指します。
根本的な解決にはなりませんが、次の一手を考える余裕も生まれます。
ダブルバインド攻略法2:正直な今の気持ちをぶつける
■事例A「いま頭が真っ白になっています。」
■事例B「怒られるのが怖くて嘘をついてました。」
質問への回答はさておき、正直な気持ちの部分をぶつけて反応を見る作戦です。案外、出直して来い!だったり、”ありがたい模範解答”を教えて頂けたりするかもしれません。
ダブルバインド攻略法3:隠された真意に答える
■事例A「本件に限らず、最近の意識が全般的に低下気味だったことが根本的な原因だったと反省します」
■事例B「心理的な距離が離れてしまっているのが原因だと思います」
これが一番有効な手段かなと思います。ダブルバインドを要求してくる人は、質問に対する回答を求めていない場合がほとんどではないでしょうか。その裏側には言外の真意があります。その核心を突いた回答をバシッと示すのです。
ダブルバインド攻略法4:質問で返す
■事例A「言い訳に近い理由しか思い浮かんでおりません。ご教授いただけますでしょうか?」
■事例B「私も嘘を望んでいません。どうして嘘をついていたと思いますか?」
こちらも有効打かと思います。「教えてください」「ご意見ください」といった角の立たないスタンスで質問を返します。相手としても、そう言われたらら答えざるを得ない、カウンターを入れるイメージですね。
ダブルバインド攻略法5:爆笑する
■事例A「これくらいの内容でそんな怒られるんすかwwwwwww」
■事例B「嘘はつきませんって言うのが既に嘘っていうねwwwwwww」
相手との信頼関係がある程度ある場合、笑って流す、というのも無くは無いかと。「無いっすわーwwwww」「すまんすまんwwwww」みたいな感じで場を盛り上げて、むしろ意気投合するという画期的手法となります……(流石に厳しいですね
以上、ダブルバインド攻略法でした。
言われるがままに行動していたらいずれにしても詰む場合は、何かしら頭を使った手を打つ必要があります。遭遇した場合の参考になれば幸いです。