「怒り方」に気を遣えばいい。「怒る」「叱る」論争なんていらない。
こんにちは。Haloです。
私は昔から怒って怒鳴る人が好きではありません。
教育保育の畑にいると「怒る」「叱る」論争があちらこちらから巻き起こってきます。
4年間色んな現場で子どもたち、保護者の方、先生方に出会ってきた私の思いは「怒る」ことがあってもいい、だから「怒り方」に気を遣おうということ。 今日はその思いをお伝えしています。
子どもに怒ってしまって後から自分を責めてるあなたへ。
人に怒鳴って怒る事しかできないと思っているあなたへ。
「怒る」「叱る」論争は無駄?!
「怒る」と「叱る」の違いは色々なところで話題になります。
「叱る」のはいいけど「怒る」のはダメ。という結論が多くありますが、教育保育に携わる身としてお伝えしたいのは「お父さんお母さん、先生、大人だって怒っちゃうときもありますよね」ということ。
実際、私も子どもたちちと向き合う中で、怒ったことはあります。親だって先生だって人間です。だから嫌なこともある。してほしくないこともある。それを子どもたちにされた時に怒ってしまうのは当たり前だと思います。
それに、子どもたちに「自分の嫌なこと・してほしくないことを誰かにされたらNOと言っていい」ことを伝える手段としても「怒る」という行為は大切なことかもしれません。
でもここで大事なのは、「頭ごなしに怒らないで。大人が思うより子どもは怖がっている。」ということ。
同じ目線になれたら大丈夫。
物を拾う時でもかがんで周りを見てみてください。
いつもより、少し大きく見えませんか?
たいていの子どもたちは小学生のうちは、大人より背が低いですよね。それが、いきなり、背の高い大人が大きな声で怒ってきたら...それはそれは怖いこと。
「怒る」ことがあってもいい、でも目線はよく考えて。
まっすぐに思いを伝えれば大丈夫。
なぜ人は怒るのでしょうか。
大抵の場合、自分の思い描いていたものとのギャップが生じた時に人は怒りませんか。
夜ごはんまでに宿題を終える約束なのに遊んでいて何もしないとか
お菓子はほどほどにと約束したのに食べ過ぎてしまうとか
仕事をするから静かにテレビを見て待つ約束が部屋中暴れまわっていたりとか
きっと全部、何かしらの約束を守られていないことに怒りを感じていませんか。これは家族だけの話ではなく、大人同士の関係でだって起こること。
約束が守られなくて、「怒る」のはおかしいことではありません。どうせ「怒る」なら相手に伝えましょう。何が嫌だったのか、何をしてほしくなかったのか、まっすぐに。
「怒る」ことがあってもいい、でも思いを伝えることを忘れないで。
ちゃんと語りかければ大丈夫。
小さな子どもを前にしたとき。自分の部下を前にしたとき。つまりは自分が守るべき対象であったり、自分が教え伝えるべき対象であったりする人を目の前にしたとき。
あなたはどう語りかけますか。
自分が相手の立場だったときを思い出して、あなたはどう語りかけてほしかったですか。
おはようもおやすみもこんにちはもおつかれさまも、元気だったり、笑顔だったり、優しい表情だったりしたらどうでしょう。
私だったら嬉しくなります。とびきり。
「怒る」ことがあってもいい、でもちゃんと語りかけましょう。
いつかちゃんと伝わるから。
今日のお話のまとめ。
怒ったっていいよ!私も怒るもん。みんなもどっかで怒ってきたもん。
まあ、本当は怒るまでもなく、包み込める優しさがあったらいいけどね。
大人も子どもも人間だからそうそう上手くはいかないよ。
だったら、いいじゃん。ちゃんと相手の目線考えて、まっすぐに思いを伝えて、ちゃんと語りかければいいじゃん。
それに、怒りすぎちゃったら謝ればいいだけよ。相手が子どもでも大人でも。
ね、大丈夫。
今日書いたことは私の思いだけど、教育保育分野にはたくさんの研究があります。
ゆっくり一歩一歩になるかもしれないけれど、それも交えて伝えていきます。
悩みすぎないでね。