ホームページ制作会社の「安い」と「高い」の違い
こんにちは。Tackです。
WEB業界で頻繁に議論の上がる、WEB制作の費用。
複数社に見積をとると、かなりのバラツキが出るかと思います。
同じホームページを作るのなら、単に安い方にすればいいのでは?
という安直なものでもなく、かといって高額な業者に決めるのも社内決済上難しいところ。
安い業者を使うべきとき
安い業者は、以下のような典型的な特徴を持っていたりします↓
- 人数が少なく会社の維持コスト(間接費)が安い、
- テンプレートを持っており、その改変程度で公開まで持っていくため工数が少ない
- 人件費が安いフリーランスや海外人材をアサインしている
- 営業がおらず、制作にのみ特化している
- 制作リソースが少ない、あるいは不安定なため、スピーディーな対応をしてもらえない場合がけっこうある
いずれの場合も、低コストという大きなメリットがある一方で、提案が無かったり、融通が利かなかったり、デザインや設計が要望通りに行かなかったりと、相応のリスクがあります。
近年のWEB制作は、PCだけでなくスマートフォンやタブレット、あやゆるデバイスで最適に表示できる「レスポンシブウェブデザイン」はもはやデフォルトの仕様です。
対応させなければならない環境(端末、ブラウザ)も増加の一途をたどっており、まともに制作しようとすると一定の工数は必ずかかります。
この大きな流れの中で安い外注を使う場合は、相応の体制・準備が必要になることを認識しておきましょう。
具体的には、以下の状況が社内にあるかどうかを抑えておくとよいでしょう。
- 要件が明確
- WEBの品質管理ができる
- 公開後のちょっとした修正対応が社内でできる
- デザインに特別のこだわりが無い
これらが1つでもクリアできるのであれば、安い業者を使うメリットはあるでしょう。ほぼほぼクリアしているのであれば、無駄に高い業者を選定しないのが正解です。
逆に、これらが厳しいとなると、安く作っても後々問題が発生する場合があります。
高い業者を使うべきとき
安い業者に対して、高い業者は以下のような特徴を持っています↓
- 営業、企画、制作、運用など、各工程のプロが揃っている
- 会社規模も数十人以上となり、間接費用がかかってくる
- 社内で十分な制作リソースを持っており、単納期や細かな要望などにも対応できる
- 依頼した内容だけでなく、様々な提案をくれる
- クライアントへの提案から一緒に動いてくれることもある
高い業者はそれなりの規模と体制を持っているので、安心して「丸投げ」できる、というのが最大のメリットかと思います。
また、単に制作するだけでなく、パートナーとしての立ち位置で有用な情報をくれたり、別の切り口での提案をくれたり、公開後もしっかりとサポートしてくれたりと、心強い存在となります。
デメリットはやはり費用に尽きます。
どれだけリッチな対応が得られたとしても、予算ありきのプロジェクトの場合は、相応の業者を選ばざるを得ないでしょう。
発注する前に
高い、安い、だけでの一般論でしたが、実際には安くても手厚いところもあれば、高いけど対応が雑だったりするところも存在はします。
見積を依頼する場合は、合わせて、社内の体制や実績も出してもらうことと、その際の対応のスピードなども判断材料になると思います。
最近は無料のサイト制作サービスも大量にあるので、簡易的なものであれば社内でつくってしまうのもよいでしょう。